一切逃げ場のない物語『岬の兄妹』感想※ネタバレあり

こんにちわ。久しぶりに映画館で映画を見れました、はるみ(@hal_no_umi)です。

 

今回、鑑賞したのは『岬の兄妹』。

とにかく、衝撃を受けました。

映画の公式HPを確認したら、著名人のみなさんも衝撃を受けていました。

『岬の兄妹』公式

 

では、感想を書いていきます。

 

映画『岬の兄妹』とは?

 

『岬の兄妹』は、ポン・ジュノ監督や山下敦弘監督の元で助監督をやっていた片山慎三監督の初長編監督作品です。

 

あらすじ

 

母に先立たれ、障碍を持つ妹・真理子と暮らす兄・良夫。

良夫自身も足に障碍があるため仕事をクビになり、生活は困窮を極める。

そんな状況で、良夫が思いついた最終手段は真理子に売春をさせることだった。

 

キャスト

 

道原良夫・・・・・松浦祐也

道原真理子・・・・和田光沙

溝口肇・・・・・・北山雅康

 

 

逃げ場のない物語

 

この映画は、出口のない迷路のようでした。

 

仕事をクビになり、家賃を払う金がない。

ポケットティッシュを作る内職をやってみるも、まとまった金にはならない。

最後の手として、取ったのが、妹に売春させること。

褒められたことではない。でも、妹は楽しそうだから良いじゃないかと、自分を正当化させて。

 

いろいろやり尽くした後に、残されたのは、一方通行のその道のみ。

 

助けが欲しいけれど、迷路の中には誰もいないから、誰にも見つけてもらえない

そんな状況に引き込むように、物語は展開され、とても苦しい。

 

人生は出口がない迷路なのかもしれない。

選んだ道がどこに行き着くかわからない。ゴールもない。

迷路から出るには、死ぬしかない。

生きるなら、出口を探して迷路を歩くしかない。

 

一切逃げない演出

 

もう一回言うけど、タブーとか遠慮とか忖度とか、日本人が意識しがちなことは、根こそぎ引っこ抜かれている。

 

映画でこんな言葉を効いたのは、もしかするとはじめてかもしれない。

 

でも、知っている言葉なのだから、僕たちはタブーだと知っているし、言わないようにしている。

 

そんなタブーという認識のフィルターを外せば、この映画が言っているような、言葉でレッテルを貼っているに違いない。

 

ガイジ、こびと。。

 

そんなことに気づいたとき、とてもハッとした。

 

すべてが完璧だった

 

主演の松浦さん、和田さんをはじめとする俳優陣の熱演。

撮影、照明、音響、すべてがナチュラルで違和感がない。

 

特に、始まりの2カット目、海をバックに良夫の背を映したカットが衝撃的な美しさでした。

また、砂浜で造船所の上司?が良夫に復職を持ちかけるシーンの、最後のカット。

 

寄りから、砂浜に沿ってカメラが引いていく。

圧巻。

 

 

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